アンナ・スヴィダースキーの死を悼む

投稿者: | 2006年5月3日
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 – 百万人が涙したYouTube
ネットやネット上のコミュニティが普及してきたからこその出来事だなぁ、と素直に思った。
いや確かにずっと昔からあるコミュニティの中の有名人が亡くなったりすると掲示板で素早く情報が交換されてどんどん広まっていくということはあったし、そ の死を悼む投稿でツリーが膨大な長さになるのを実際に見たこともある。でもその時代はやはり、なんというかな、濃い人々が共有するせいぜいが数百単位のも のだったんだよな。
あっという間にYouTubeに追悼ビデオが上がるというのは…確かに時代は変わったよな。
この紹介記事そのものには(申し訳ないけれど)、そこはかとない美談臭が漂っていてちょっと抵抗があるのだけれど、自発的にこういうことが起こったという事実そのものは、いいことだと思う。

ちなみに、そもそもの出発点になったらしいMySpaceって、見た目妙にショボさ漂うサイトだなぁと正直思ったりするけれど、調べてみると2005年度Googleで検索されたキーワードの第一位だったりして、音楽がらみのSNSとしてはほぼ世界一の堂々たるものらしい。
まあそういうことを言い出せば我が国の某巨大掲示板だってこれ以上ないくらいショボイわけで、結局はそこで何が得られるか、そこに集まってみんなが何をしているかの方が重要なんだよな、と考え直したりした。
過剰なエフェクトや余計な飾り大嫌いを標榜してきたにもかかわらず、最近の「見た目Web2.0風」サイトの氾濫にちょっと毒され気味だったかも。