Scribdはブレイクするのかなぁ

投稿者: | 2009年3月20日

大手出版社、文書共有サービスのScribdを利用し始める
とは言っても、日本の出版社の話ではない。
そうであったら面白いと思うけれど、違う。
Scribd

以前から、時々ながめたりしてはいた。
日本のMangaの描き方を英語で丁寧に解説した本とか読んで感心したりしていたが、はっきり言って、今ひとつこれが「ブレイク」する気がしなかった。
結局仕組みを作ってもコンテンツ提供者が十分な数と質を出してこなければ回り始めないものなんだよね、こういうものって。
そして当然ながら、そういう状態になるまでは良い効果があるのか悪い効果があるのかということに関して意味のあるデータを得ることが難しいから、データに基づいて参入を促すというのも難しい、という膠着状態になってしまいがち。

地道な努力が必要という正論を認めないわけじゃないけれど、でも、多分こういうものがうまく軌道にのっていくためには、スターが必要なんだろうと思う。
いやつまり、どんなにサービスの仕組みや予定されるビジネスモデルがうまくできていても、つまらないものはつまらない。つまらないものを山のように積み重ねてもそれはつまらないものの山にしかならない。という、そういう哀しい真実があるんだよなぁ、と思うわけだ。
さて、Scribdはどうなるのかなぁ。