ChromeリモートデスクトップのクラッシュはDirectDrawのせい

投稿者: | 2014年9月6日

remote_desktopふと、同じことに遭遇して頭を悩ませている人もいるのかもしれないと思い出したので、書いてみる。
記事タイトルがもう全てを言いつくしているんだけれど、分からない人にはさっぱり分からないので、以下にもうちょっと詳しく書いておく。

Chrome リモート デスクトップは無償提供されているリモートアクセス機能の中では使いやすくて速いので、必要がある人の中には愛用者もいるのではないかと思う。
ところがある日を境に、接続しようとするとクラッシュするようになった。
相手先を選んでpinを入れ、接続を開始するところまでは進むけれど、

remote_desktop_clash

こういうことになる。

いつからこういうことになったのか? とその当時考えてみて、Chromeが37にバージョンアップした頃だと思いあたった。この時はWindows用の64bit版の提供などいろいろと賑やかな更新だったが、話題のひとつにDirectWriteによるテキストレンダリングの有効化があった。
と、なるとだいたいもう思い当たる。Chromeリモートデスクトップのビューワーの描画機能とそのあたりがぶつかっているな多分、と。
URLバーに chrome://flags/ を入力して試験運用画面を出し、「DirectWrite を無効にする」の項目を使って無効にすれば、問題はあっさり解決する。

それにしても試験運用画面の日本語訳は分かりにくい。
「DirectWrite を無効にする」というのが項目名で、そこに「有効にする」というリンクがある。

disable

ここをクリックするとDirectDrawが有効になるのか? と思わせるけれど、そうじゃない。
「DirectWrite を無効にする」という機能が「有効」になるので、DirectDrawは無効になる。
論理的ではある。
普通は目にすることも触ることもないような所なんだからいいんだが、まあ、ひどいな。

このことで笑ったな、ということがむしろ書きたくてこの記事を書いた。
はいお粗末さまでした。