最近夢を見ない

投稿者: | 2015年2月17日

最近夢を見ない。
夢を見ないと薄っぺらでつまらない人間になったような気がする。
夢は必ず見ていて、起きた時覚えていないだけだそうだから、夢を覚えていない、というのが正しいのかもしれないけれど、どうもなじまないのでやっぱり「夢を見ない」と言っておく。

夜眠っている時に見る夢と、まだ実現していない将来の希望や計画に、日本語では同じ「夢」を使っている。使い慣れているのであまり意識しないが、ほとんどの場合自分ではコントロールできず、論理もおかしい夜の夢と、希望や計画を意味する夢とは、けっこう違う。ちがうけれど、同じ言葉だ。
英語もそうだ。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの有名な演説「I Have a Dream」を持ち出すまでもなく、夜の夢と未来を目指す夢は同じ。これも考えてみると不思議だ。日本と英語圏では文化もずいぶん異なるはずだが、夢についてはほぼ全く同じ使われ方をしている。
※ちなみにマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの演説は文章として読むだけでもその力強さが伝わってくる見事なものなので、一度全文を読んでみるといいと思う。
(参照:「私には夢がある」(1963年)

さてでは、その他の言語ではどうなんだろうか。
夜の夢と未来に実現を目指すものを、同じ言葉を使って表さない言語はどのくらいあり、その場合同じ言葉で表している文化とは何かがはっきりと違うのだろうか。

本気で調べようと思えばある程度までは比較的簡単に情報が集まりそうな気はするのだが、どうにもこの頃疲れていて腰を据えて探しまわる気力がない。
ということで、だれかこのあとを引き継いでくれないかな。
自分はスペイン語なら分かるよ、とか、ロシア語なら分かるよ、とか、みんなで持ち寄るだけでもわりと簡単なのでは、と思ったりする。