ikimono

4月 022006
 

とうとう24時間を超えて30時間不眠とかやってましたが、なんとか生還しました。
…で、そんなこんなで、3月30日に出すはずだったメールマガジン「ちょっくら書店営業」を、とうとう事前の告知もないまま発行しませんでした。どうもすみませんでした。
病気や怪我などどうしようもなかった場合以外で発行しなかったのが、多分今回が初めてです。
あと10号で100号に到達するので、INC関係者のみなさんから寄稿をつのりながらカウントダウンしていきたいというお願いを前回の総会の時にしたばかりだったのに…。
とりあえず寝ます(というか、もう一度寝ます)。

3月 252006
 

ブログが全く更新されていませんが、要するに忙しいわけです。
この歳になって24時間眠らないで働くとかやってる場合じゃないですが、やっちゃったりしてるので、まだしばらく無理でしょう。
昨日は無理矢理INC総会に参加して久しぶりにものすごく開放感を味わいました。
でも働くのを中断すると自分がものすごく疲れているのに気づいてしまったりして、気づかなければ良かったな??とちょっと思ったりしました(苦笑

3月 102006
 

1月は9本、2月は5本しか記事を書いていない。
ろくに記事も書けていないのに、そろそろリニューアルしたいと思ったりする今日この頃。
インターネット上のサイトは、日々変化する(変化、すべきだ)というような風に言われることが多いけれど、そもそもの作りがいいかげんだと日々劣化するとも言えそう。とくに私のサイト程度の出来だと日々劣化していく度合いが激しい。
何をもって劣化と言うのか自分でもはっきりと把握できていないけれど、本当によいものは100年たってもよさがますます感じられるようになり、よくないものは時とともにどんどん欠点があらわになっていく、というような感じかな。

Internet Archive に ikimono.org が幾つか残っていたので掘り出してみた。 

2003年2月頃の INC.
このころのデザインはとてもほめられたものじゃなかった。
あちこちにデザインのためだけに使っている table も残っていた(たとえばヘッダ部分が table)。

2003年12月頃の INC.
実はこのころのデザインは、そう嫌いじゃない。2004年頃も基本的には引き続きこのデザインだった。
ただし、このデザインは MoMA.org(ニューヨーク現代美術館のサイト)のひどい劣化コピー。MoMA.org | Exhibitions | Current Exhibitionsのページとかを見るとなんとなくそれが分かると思う。パクリと言うもおこがましいひどい劣化ぶりだけれど。

2005年3月頃の INC.
飽きたのでシンプルにしようとしたわけだけれど、今見るといささか弱々しい。
この頃に以前よりも大幅に CSS レイアウトも導入。サイト制作の実験場という性格が持ち込まれ始めたのもこの頃
現在の INC.
PHP などでメニューをひとつのファイルで済ませられるようにしたり、以前よりさらに CSS レイアウトを徹底して、見かけ上の表示位置と HTML 上の位置が大幅に異なるような書き方をするようにもなった。
有名ブログツールの幾つかの初期設定デザインからあきらかに影響を受けており、「はやりのデザインだよね」と侮蔑的に言われてもある意味仕方がない程度の出来。
というわけで、振り返ってみるとオリジナルなデザインで、かつ「少なくとも自分自身は満足だ」と言えるような時期がほとんどないというなさけない状況だったりする。
3月 072006
 

今日で 48 歳になった。
もうこの歳になってくると自分が正確に何歳なのかしばしば忘れるし、46 だと思っていたら 48 だった、というようなことがあったとしても、たいした違いも感じられない。
でも、今年はあることに気付いてしまった。
今年は戌年。そして私は年男。
ということは、次に戌年が巡ってくる時には 60 歳になっていることになる。
これにはちょっと愕然とした。
歳をとっても人間(良い面も悪い面も)さして変わらないということに気付いてずいぶんになるけれど、さすがに 60 歳の自分というのはまだ想像がつかない。
…相変わらず、バカなんだろうなぁ。それだけはきっと変わっていない。

2月 262006
 
以前「LogMeIn は楽だ」という記事を書いた。
その後さらに変態的に使ってみた。
退社するときにマシンを落とさない。
自宅マシンから LogMeIn でオフィスの Windows マシンに入る。
その画面上からさらに VNC で自分の Mac も呼び出す。
少し遅いけれどちゃんと使える(そもそも Windows – Mac 間の VNC はローカルネットワーク内で動いているので、理論上は LogMeIn をかましたからといってより遅くなることはないはず)。
無問題。

オフィスのファイルサーバなどに直接入るというような考え方が普通だろうけれど、ローカルのマシンの中についついそこにしかないファイルを作ってしまうの はある意味当たり前。たとえば、一時的にウェブページへのショートカットをローカルマシンのデスクトップに作るなんてことは良くあり、それをいちいちファ イルサーバに保存するなんてことはまず無いわけで、そういうケースの時に LogMeIn と VNC の二段構えがあると急に「何でも出来る」に近い状態になる。
同じ状態を実現する方法は他にもあるよ、ということは分かっているのだけれど、なんにせよ楽なんだよね。LogMeIn はマシンの IP が固定じゃなくてもちゃんと拾ってくれるし。
電気代などの資源の無駄遣い。いつでも触れるので、つい思いついたときにいつでもちょっと仕事をしてしまう。というようなことが問題といえば問題。

2月 222006
 
発熱中にて、昨日は自宅勤務、本日は早めの退社、といったような今日この頃、我が代表取締役がフレッシュリーダーを会社のサーバに入れてくれたので、わーうれしいな、と。
さっそく自分の RSS リーダから OMPL を吐き出させて登録。
その時初めて実は自分が購読していた RSS が 300 以上あったということに気付いて軽くビビったけれど、ものともせずにさくっと登録してくれるフレッシュリーダーは素敵。
これでどこにいても未読/既読がこんがらからずにやっていけるようになった。
これまでも何度かローカルのクライアント型リーダーから Bloglines などに乗り換えようとしたのだけれど、インターフェイスがどうも使いにくいとか動作が微妙にもたつくとかいろいろあって、どうにも不満で乗り換えられなかった。
やっぱり自前サーバ内のリーダーはいいです。

あとはブラウザがいつも完全に同期されていればなぁ…というのが、残された望み。
ブラウザそのものにブックマークの場所をインターネット上の任意の場所に指定できるオプションがあればいいのに、と思ったりするところから、まずこの話は始まる。
Firefox の場合 profile.ini を工夫すればネットワーク上には指定できると思う。でも、同一のネットワーク内ではなく、インターネット上の任意の場所というのは無理だろうな。
それにもっと冷静になると、単にブックマークが同期されていればよいというわけではなく、ID やパスワードであったり、フォーム入力履歴であったりといったものも同期されていて欲しい場合もあり(わたしは今後ともずっと利用すると確信が持てない間 はIDとパスワードを記憶はさせないが、とりあえずフォーム入力履歴は残しておく、というような微妙な使い方をすることがあるので)、結局プロファイル全 体が同期されていないと本当に同じ環境が再現されているとは言えなかったりする。
毎回場所を移動するたびにプロファイルフォルダをバックアップするのは、正直面倒くさい。
何とかならんか。
我が代表取締役からPortable Firefox をポータブル用途に限定するのではなく普段使いの Firefox にしてしまえばいいのでは?という意見も出て、なるほどと思ったけれど、実際にはどうなのかな。
サイト開発検証に使える状態で利用できるかな…。

実験してみればすぐ分かることなんだけれど、多分忙しさにまぎれて実験は後日(いつ)になりそう。

2月 052006
 

MJB コーヒーが好きだ。
独特のちょっと引っかかりのある味が滑らかすぎる傾向のある国産ブランドのコーヒーよりずっと好きだ。人によってはなんとなく雑味がまじったブレンドだと感ずるかもしれないけれど、珈琲を飲んでいるなぁという実感があって、私は好きだ。
そんなことを思いつつふとネットで MJB のサイトを探してみると:
MJB
…しょぼい。
素人くささ丸出しのデザインはまあ好みの範疇と言えばいえるのであれとして、リンクがあるのかないのかおっそろしく分かりにくいとか、あるところは写真の方にリンクがあるかと思えば別のところでは写真に添えたキャプションの方にリンクがあるといった見るものを罠にかけようとしているとしか思えない不統一ぶりとか、目次がたっているのにどこにもリンクがないとか…強烈にダメだ。
思わず「長年 MJB コーヒーを愛飲してきた者ですが、ぜひとも御社サイトのリニューアルをやらせて下さい」とかメールを出したくなった。
いや、本気で出したろか。

2月 032006
 

時間がなくて数日放置してあったけれど、Internet Explorer 7: Beta 2 Preview
すてきに無意味というか鬱陶しい Flash でお出迎えされますが、それはまあ…ということで、とりあえずテスト。
ほんの少し触ってみただけの状態での感想に過ぎないですが、メモリの消費はやや多めですが心配していたほど動作は重くないです。
デザインははっきり言ってかなりショボイですが、それはまだこの段階でどうこう言うことでもないでしょう。
RSS の扱いは思ったよりいいです。日本語も問題なく表示されます。簡易 RSS リーダーが IE に統合されているという風に捉えれば、悪くないと思います。
複数タブを開いている場合、サブネイル化してざっと一覧できる機能も、場合によっては便利そうだなという気がします。
Opera 風にページ全体の拡大/縮小がついたのも悪くない。
意外だったのが(環境によるのかもしれないですが)検索エンジンのデフォルトが MSN ではなく Google に設定されていたことくらいですかね。
ということで「案外よくできている」というのが正直な感想です。
サイト制作に関わる者としての最大の関心事はもちろん HTML やスタイルシートの解釈ですが、今後も正式版に向けて変更されていく可能性が大なので、この段階で決定的な評価はもちろん出来ないですね。
ただ、IE6 で解釈がおかしいと思われたところに適用した CSS ハックが、 IE7で適用されなくてもいいのに適用されてしまうものもあり、デザインが崩れてしまうものがあります。これは予告されていた通りです。
IE6 のスタイルシート解釈の未実装やバグを利用したハックは使わず:

<!--[if IE]>
<style>
??
</style>
<![endif]-->

という感じの IE 独自実装の Conditional Comments を head 内に記述することを推奨するというアナウンスはずっと前から出ていて、確かにこれが一番安全確実なのかもしれないけれど、特定のブラウザが独自実装したも のを全ページの head 内に埋め込むというのは釈然としないし、面倒だし、美意識的にも好きじゃないなぁと思ったりもしますが…まあ「現実的な解」としてはしょうがないのかな。
IE7 が正式リリースされたからといって直ちに IE6 が置き換わるわけもなく当分は IE6 の大きなシェアが残るであろうことを考えると、正直頭が痛いです。IE7 がかなりまともなブラウザになるかもしれない可能性は大いに歓迎しますが、IE6 の負の遺産が大きすぎて、ほんとうに、猛烈に、頭が痛いです。

ちなみに Internet Explorer 7: Beta 2 Preview をインストールすると、当然のごとく IE6 を上書きしてしまいますが窓の杜 – 【NEWS】タブ切り替えや RSS に対応した「Internet Explorer 7」Beta 2 が一般公開などで説明されているように、アンインストール(というかバージョンダウン)は出来ます。
また、すでにevolt.org – Browser Archiveに は、スタンドアローンで動かせる IE6 もあるので、仕事上どうしても必要であれば、検証用に IE7 Beta をインストールしたまま IE6 で現状のチェックをする、ということも可能ではあります。ただし、IE7 Beta にどんなバグが潜んでいるか今の段階では分からないので、一般の方が日常的にこのような利用の仕方をすることは決しておすすめしません

1月 292006
 
英語圏の Web サイトをさまよっていると、異様に長いページタイトルに出会うことが多い。この場合のタイトルというのは、ページ上に示される見出しという意味ではなく<title>hoge hoge<title>という、title タグに設定されたものが、ということ。
製品やサービスの特徴・説明をガンガンぶち込んであって、尋常じゃない長さになっている場合が多い。そりゃあもう「タイトル」じゃないだろう…とか思うわけですが、さて。

多くの Web ブラウザではウインドウのタイトルとしてこの<title>hoge hoge<title>が 表示されはする。ただ、これをはっきりと目視で確認しながらブラウザを利用している人はそれほどは多くないように思う。少なくとも私自身は日常的には全く 見ていない。見ていないからそのページをブックマークしたときに初めて、タイトルが長いことに気付いてびっくりしたりもするわけだ。ひどいものになるとあ まりにも長いので、そもそもウインドウのタイトルとしても収まりきらずに切りつめられてしまうようなものまである。
そうすると多分これは、一種の検索エンジン対策なんだろうなと思う。人間に見せるためのものというより、機械に拾ってもらうためのもの。
間違っているとまでは言えないけれど、釈然としない。

一方では(国内・海外を問わず)短すぎたり、そもそも情報に不足があったりする title も多い。
ただ「ご説明」とあって、なんの説明なのか、そもそもそれはどこのサイト内なのかというような情報が含まれていない title などが典型的。また、いろいろなページへ移動しても title がひたすら企業名あるいは特定のサービスや製品名で全く変化しない、というケースもある。フレームを使ったサイトの場合は技術上の限界という面もあるだろ うけれど、ひとつひとつ独立したページなのに title が変わらないという凶悪というか変態としか言いようのないところもある。
こういうのは人間の目で見てもらうにしても、ブックマークしてもらった場合の利便性からしても、そして検索エンジンに対しても、「理解しなくていいですから」と門前払いを食わせているようなもので、呆れる。

おもしろさのかけらもない結論だけれど:
そのへんの中をとったら?
とか思う。
検索エンジン対策だのフル CSS でのページ構築だのといろいろ騒ぐけど、こういうところは人間が真剣に考えないと必要かつ十分なものにはならない。
そのサイトが良心を持って作られたかどうかは「お問い合わせ」(英語圏だと’contact’とかかな)ページを見ればおおよそ分かるというのが個人的な持論だけれど、今後は title の作り方、というのも加えておこう。

1月 272006
 
ヴァリス創元推理文庫
フィリップ・K・ディック
東京創元社
ISBN:4488696058

『ヴァリス』と『聖なる侵入』は、ディックの集大成と言われてはいるけれど、正直なところ、この半分の長さに切りつめても作品としてはじゅうぶんに成立したんじゃないかと思ったりする。これは「書きたいから書いちゃった」作品だなぁ…と。
ディック的な世界観や考え方の癖みたいなものが充ち満ちていて、他のあらゆる作品の「あそこの部分はここに根があったんだな」みたいなことがよく分かるという意味では、確かに集大成ではある。ディック自身によるディック事典みたいなもんだ。
でも(こういう言い方をしてしまうのは申し訳ないような気がするけれど)、ディックに夢中だという人以外は完読出来なくても気にしなくていいような気がする。

ディック連続再読をずっと続けてきてさすがにちょっと疲れてきたので、このチャレンジはそろそろやめる予定だけれど、この記事で終わってしまうとなんだか「結局ディックは大したことない」という印象を与えたままになってしまうので、ちょっと追記しておくことにする。
長編作家としてのディックは、必ずしもスゴイ出来じゃなかった。生活に追われたり、精神的な安定を長編を仕上げる期間中維持できなかったりしたためだろうと思うけれど、残された長編作品の出来は、バラバラだ。
けれども彼の短編作品を読むと、そのほとんどが「かなりの出来」であり、中には「とてもいい」ものがある。というより「とてもいい」ものの方が圧倒的に多い。実際これは驚くべきことで、ディックが大変な力量の持ち主だったことが100%証明されている。
こんな仮定は無意味だけれど、もしも彼が短編に対して高額の原稿料を受け取れ、短編だけでちゃんと暮らしていけるような環境だったら、おそらくなんの留保もなく「偉大な SF 作家」と誰もが認めただろうと思う。そのくらい彼の短編は粒ぞろいだ。
ディックに興味を持ったのでとりあえず何か読んでみたいと問われたら、私だったらとりあえず彼の短編集をお読みなさいと勧める。なんの心配もなく「きっと楽しめるよ」と言える。