異様に長いページタイトル

投稿者: | 2006年1月29日
英語圏の Web サイトをさまよっていると、異様に長いページタイトルに出会うことが多い。この場合のタイトルというのは、ページ上に示される見出しという意味ではなく<title>hoge hoge<title>という、title タグに設定されたものが、ということ。
製品やサービスの特徴・説明をガンガンぶち込んであって、尋常じゃない長さになっている場合が多い。そりゃあもう「タイトル」じゃないだろう…とか思うわけですが、さて。

多くの Web ブラウザではウインドウのタイトルとしてこの<title>hoge hoge<title>が 表示されはする。ただ、これをはっきりと目視で確認しながらブラウザを利用している人はそれほどは多くないように思う。少なくとも私自身は日常的には全く 見ていない。見ていないからそのページをブックマークしたときに初めて、タイトルが長いことに気付いてびっくりしたりもするわけだ。ひどいものになるとあ まりにも長いので、そもそもウインドウのタイトルとしても収まりきらずに切りつめられてしまうようなものまである。
そうすると多分これは、一種の検索エンジン対策なんだろうなと思う。人間に見せるためのものというより、機械に拾ってもらうためのもの。
間違っているとまでは言えないけれど、釈然としない。

一方では(国内・海外を問わず)短すぎたり、そもそも情報に不足があったりする title も多い。
ただ「ご説明」とあって、なんの説明なのか、そもそもそれはどこのサイト内なのかというような情報が含まれていない title などが典型的。また、いろいろなページへ移動しても title がひたすら企業名あるいは特定のサービスや製品名で全く変化しない、というケースもある。フレームを使ったサイトの場合は技術上の限界という面もあるだろ うけれど、ひとつひとつ独立したページなのに title が変わらないという凶悪というか変態としか言いようのないところもある。
こういうのは人間の目で見てもらうにしても、ブックマークしてもらった場合の利便性からしても、そして検索エンジンに対しても、「理解しなくていいですから」と門前払いを食わせているようなもので、呆れる。

おもしろさのかけらもない結論だけれど:
そのへんの中をとったら?
とか思う。
検索エンジン対策だのフル CSS でのページ構築だのといろいろ騒ぐけど、こういうところは人間が真剣に考えないと必要かつ十分なものにはならない。
そのサイトが良心を持って作られたかどうかは「お問い合わせ」(英語圏だと’contact’とかかな)ページを見ればおおよそ分かるというのが個人的な持論だけれど、今後は title の作り方、というのも加えておこう。