いつか乗り換えると言い続けて、そのたびに挫折してきたThunderbirdだが、2.0 Beta 2になってようやく何とか使えるくらいの出来になってきたと感ずる。
タグ(かつてのラベル)がひとつのメールに複数つけられるようになり、タグそのものも自由にふやせるようになったことでようやくタグ付けの意味が出てきたし、「どうもモッサリしてるなぁ」と不満だった動作全般もずいぶん改善された。
ここしばらく無理にも使い続けて、とりあえず「カスタマイズ」で「ビュー」のボックスは出しておき、一番着信数が多いアカウントに関しては受信トレイは普段は「ビュー」で「未読」のみの表示にしておく。メールが着信していたら確認するその場ですぐにタグ付けをしてしまう。すると原則として受信トレイには未読以外のメールはひとつも表示されない状態になる。そして実際に読み返す時は物理的なフォルダは作らずにタグを基準にした検索フォルダだけを使う、という やり方にほぼ落ち着きつつある。
見た目上だけでなく気分的にもスッキリして良い。
たまっているメールの数が膨れあがってきた時にスピードや安定性が維持されるかどうかというあたりが今後のテスト課題。
ちなみに「相手の環境を推察して何らかのレスを返す」必要を感ずる場合が多いのでヘッダに相手のUseragentは常に表示されていて欲しいので、これは「設定エディタ(about:config)」で値を変更した。mailnews.headers.showUserAgent
をtrueにしておくと表示出来る。
また、ヘッダを全て表示させようとするとしばしば画面上からあふれてしまって見えなくなってしまうというどうにもダメな仕様なのでこれはheader scroll extensionを入れることにした。バージョンチェックではねられるけれどインストールバージョンを書き換えれば2.0 Beta 2でも機能するのでそのように。
というわけで、まあ使える。
今度こそ、本当に乗り換えられるかもしれない。