ThunderbirdでIMAPアカウントを見ているときF8キーが大切だという話(IMAP使いならThunderbirdのメッセージペインを非表示に)は、かつてした。
F8キーに劣らないくらい私が多用しているのがF10キー。
日本語入力オンのまま何かを書き続けていると、どうしてもアルファベットを書かなければならない時が来る。
しかたなくキー操作やデスクトップ上の言語バークリックなどで日本語入力を切り、アルファベットを入力する。あるいはうっかりそれを忘れてmicrosoftと書くつもりで「みcろそft」などと入力してしまって、消去したりする。
F10を使えば、日本語入力を切らなくても大丈夫。「みcろそft」と入力して、確定前にF10キーを打てば全部アルファベットにしてくれる。
少なくとも私が実際に経験している環境では(Windows上のATOKでもMS-IMEでも、そしてMacでも)全部F10キーは同じ働きをして くれる。おそらくより多くの人が知っている「F7キーは未確定文字をカタカナにしてくれる」という機能と同じように高い確率で、多くの環境で統一して使え る。
使えるのだから積極的に使って欲しいと思うシチュエーションがひとつだけある。
数字は半角で入力して。
いろんな資料をもうらうと、日本文の途中にはさまれた数字が全角で入力されていることがとても多い。うるさいことを言えば、全角の数字というのは見た目が数字に似た形をした日本語の記号にすぎず、計算やソートに使える本当の数字(数値)ではない。ごく日常的な通信文ならそう気にもしないが、まさに数値が重要な情報であるような統計資料的なものの中でそういうことがされていると心底イラッとすることがある。
日本文の途中に入ってくる数字をその場で半角数字にするのは全然面倒じゃない、F10キーを覚えればね。
F10をご活用ください。ぜひ。