noteで昔の小説の原稿を公開してみた

投稿者: | 2014年6月14日

先日部屋の片付けをしていたら、むかしむかしの小説の原稿がいくつか出てきた。その内のひとつを何気なく読み返したら、いろんな意味で、なんというか愕然としたので、あえて昔の自分を晒してみることにして、noteで公開してみた。

あまたの夢、緑の丘を去りて|ikimono|note

もう三十年近く前のものだ。
どれもがそうきちんとしているわけではないが、たまたまこの原稿にははっきりと「1987年、再説版」と書いてあったので、分かる。「再説版」という注記とおぼろげな記憶からすると、最初の原稿はもっと古くて、1987年にこの話を冒頭に置いてなにかしらの連作のような形で複数の作品をまとめるということを考え、少し手直ししたらしい。実際、ほぼ同じ背景の別の話も幾つか残っている。
それらを公開するつもりは、今のところない。なにしろ出来が、公開したもの以上にどれもひどい(苦笑)

それにしても1987年というだけで、なんだかぼうぜんとする。そりゃいったいいつの時代なんだ。

公開にあたって、あえて昔の恥をそのまま晒す、と考えていたので基本的に手直しはしなかった。
さすがに気になって我慢できなかった「てにをは」や間違っている漢字などは、直した。
手書き原稿をキーボードを打って書き写しているだけなのだが、何日もかかった。昔の自分は忙しい仕事のあいまによくこんなことをしていたな、と思った。

やれやれ。