いつもどおり、漠然と迷う夢

投稿者: | 2013年9月15日

起き上がって少し経ってから、また迷子の夢を見たことに気付いた。
そもそもそんな所にいる理由も分からないままかなり遠いところから自分が普段知っている生活圏内へ戻ろうとして乗り物に乗るけれど、ちゃんとたどり着けるのかどうかよく分からないまま漠然とした不安の中にいる、というよく見る夢のパターンを忠実になぞっていて、「ああ、またあのタイプか」と思い出した時に思った。

大型の長距離バスだと思って乗り込んだが、動き出してしばらく経ってから実は小型の高速フェリーでどこかの大きな湾を一気に横切ろうとしているらしいということに気付くのが、ちょっと珍しいだけ。夢で船に乗っていることは、記憶にある限りでは一度もないのだが、(面白くもなんともないが)早朝の激しい雨音でそんな連想をしたのかもしれない。
一応どこかにはたどり着いてフェリーを降りるが、降りて入っていったそのビルの中ですぐにまた迷子になっているのも、いつもどおり。
やたらと広い階段がある、というより、部屋などほとんどなくとても広い階段と別の階段への通路ばかりがあるという建物で、人通りも多くべつに怪しい雰囲気もないが、やっぱり建物としてはちょっとおかしい。建物の中というのは基本的には幾つもの目的地(個室とか会場とかそのようなもの)があって、通路や階段はそこへ到達するためにあるものだと思うが、この建物にあるのはどこかへ移動するためのスペースばかり。
そんな中を少し疲労と憂鬱を感じながら、自分でも本当はどこへ行きたかったのかだんだん考えなくなりながら、とぼとぼ歩き続けていると、遠くにダース・ベイダーの衣装をまとった人が、なんともさり気なく歩いているのに気付く、というあたりで目が覚めた。

夢の話を書く時すでに何度も言ったのではないかと思うが、迷っているけれど出発点も目的地もはっきりしなくて、しかもさほど焦ってもいない、というこのタイプの夢をくり返し見ながら自分は人生を過ごすのかなぁ…と、なんとなくため息をつきたい気分になる。

まあむかしむかし、若気の至りでvagrantというドメインをほんの一時期所有していたような人間だしなぁ。
苦笑。

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