ウェブページではテキストが命

投稿者: | 2006年7月8日
ネット上のとあるイベントのカレンダーを、妻の人が「文字が小さくて読めない」と愚痴っていたので横から手を出してInternet Explorerの文字サイズを変え…ようとしたが変わらなかった。
久しぶりにとても基本的なことでムカついた。
バカかと。
サイトを作った奴もバカだし、画面の拡大が出来ないInternet Explorerもバカだと。

Internet Explorer7からは画面の拡大/縮小が出来るようになるから、とりあえずpx指定で文字サイズを固定しようというつもりでサイトを作っているような やからはいい気味だと思ったりするが、文字を画像で作ってしまう手法も後を絶たないので、現状初期状態のままではテキストしか拡大出来ないFirefox も、画面全体の拡大/縮小を新しいバージョンでは早く実装して欲しい。
重要な文字やメニューを画像やFlashで作りたくなる気持ちは、理解できなくはない。見た目確かにきれいだし、特に最近海外でひそかに増えつつある(い わゆる文字gifを置きかえるような形の)文字Flashは軽量でアウトラインがきれいに出せるから、使いたいだろうなぁとは思う。
でもなぁ、それをやられたとたんにコピペ出来なくなるんだよ。Flashの中に説明文なんか入れられた日には、どうしろと? おまえの会社はそのせっかくの説明をオイラにコピペしてもらって友人・知人にメールしてもらったりしたくないのか、と。

ウェブページではテキストが命。
見た目が「今ひとつきれいじゃない」という気持ちは分かるけれど、印刷物はインタラクティブになれないという制限と同じで、ウェブページではフォントを完全に制御することは出来ないというメディアの制限があるんだと思い切って受け入れた方が良くないかな。
ウェブページは「印刷物の不完全版」じゃなくて、別のメディアなんだよ。
…なんて当たり前のことをもっともらしく力説してもなんとも虚しい気分だけど、何度でも言わないとそっちの方へいきたがる人々が後を絶たないんだよなぁ…。