ここでツールと言っているのは、日常的に激しく使い続けるエディタ、ランチャー、ブラウザ、メーラーなどのことで、それらのメニューなどをその時々の必要に応じてカスタマイズする(というか最適化する)というようなこと。
「こうしとけば便利じゃないかなー」と思ってやってみたものの結局この一ヶ月一回も使ってないというような追加メニュー項目やショートカットキーは必ずあるもので、とりあえずはそれらをザクザク消去して行く。
で、自分のワークスタイルというものが大きく変わらない限り「便利なんじゃないかな」程度ではツールの設定を変更したり追加したりしても結局は使わないも のだ、ということを思い知る。なにごともまず必要ありきで、本当に必要なら何時間かけても工夫したり、ネットで世界中さまよってちょっとしたオンラインソ フトを見つけだしてきたりするけれど、そのくらい気合いが入っていないものは結局は使わないものだ、と。
逆に「もういらないんじゃないかな」と思ってはずしたものも、自分の習慣を決定的に変えられない限り、やっぱりあった方がいいという話にもなりがち。
典型的なのがFirefoxの拡張で、Firefox2からはタブ機能やクラッシュリカバリー機能もそれなりになったからもうTab Mix Plusなしでもやっていけるんじゃなかろうかとためしてはみたものの、やっぱり一週間で入れ直した。Tab Mix Plus便利すぎで離れられない。
でもまあ、Firefoxの拡張なんかは時々はずしてみて、本当に自分がその機能を必要としているのかどうかを確かめないと増える一方で無駄にブラウザが重くなる。
さて。
ToDoは、整理しようとすると大抵は増える。
忘れていたり、半ば無意識に忘れようとしていたりするものを思い出して追加する、という面もあるけれど「長く保留になっているものは実は作業手順の細分化 が出来ていなくてどこから手をつけたらいいか判断保留に陥っているだけ」の法則があるので、考えて細分化し直すと項目数そのものは増える。作業「工程」が 増えただけで本質は変わっていないわけだが。
っていうか、「分からない・出来ない時は、問題を細分化せよ」って多分10年近くも前に書店のアルバイト向けのマニュアルに自分自身で書いたじゃん。
昔の自分ってえらいなぁ(苦笑
ToDo管理は結局checkpad.jpを使い続けている。
checkpadはシンプルすぎて、Remember The Milkの ように分類や優先度を柔軟に定義できないという弱点があるのだけれど、実のところ私個人はRemember The Milkはむしろ機能豊富すぎてちょっと使いにくいと感じている。だいぶ前からアカウントは持っているし、少し前に日本語化もされたのだけれど、結局使っ ていない。
checkpadに複数のリストを作らない – いちいちあっちのリストこっちのリスと開けるのが面倒だから。
全部のタスクを巨大なひとつのリストに放り込み、所々に「—すぐやる—」「—数日以内にやる—」「—保留—」「—長期的—」などといううそタスクを入れることで分類する。
必要に応じて本当のタスクをこのうそタスクの上や下へ移動させて管理。
これで実のところじゅうぶん。一枚の紙に書き込んでいるような単純さと一覧性があり、それでいて紙では出来ない簡単な移動が出来る(ご存知のようにcheckpadではタスクをマウスでドラッグ出来る)ので、個人的には気に入っている。