もともとOpenOffice.orgの最新版はインストールしているのだが、本来有料のSunのStarSuiteはどんなものなんだろうと思ったわけだ。
そこでGoogle パックのページへ行ってみると、Google Updaterという小さなユーティリティ・ソフトを落とし、それを起動させて実際のソフトをさらにダウンロードするという方式になっていたので (Adobeなどでも良くやる手法でもあるし)とりあえずそれに従ってみた。
さて、StarSuite 8のインストールも済み「いちいち更新をGoogle Updaterに教えてもらわなくてもいいなぁ。更新チェックするということは何らかのサービスが常駐するということだしな」と思い立ち、Google Updaterをアンインストールした。
本当に必要最低限のもの以外、常駐するソフトやサービスが嫌いなのだ。
で、次にWindowsを起動させた時に、何か違和感がある。何とは名指し出来ないが何かがいつもと違う。
ちなみにこの「起動時の違和感」という漠然としたやつは、結構当たるという実績もあるので、とりあえずタスクマネージャでプロセス一覧を調べてみた。
Google Updaterがプロセスにある。
アンインストールしたのに?
さらにWindowsの管理ツールで調べると、ログオン時自動起動するServiceにGoogle Updaterがある。
…オイオイ。
まずは「アンインストールがうまくいかなかったのであろう」と善意に解釈して、もう一度Google Updaterをインストールし直し、設定画面でGoogle Updaterが働かなければならないであろう全ての状況に当てはまりそうなチェックを外した。というか、あっさり言ってみれば選択出来る全ての設定に No側、○○しますか? 的なチェックボックスの全てのチェックを外した状態にしたわけだ。
そのうえで、再びアンインストールしてWindowsを再起動してみる。
全然状況が変わっていない。
この辺でちょっと眉間にたてじわが。
Google Updaterのアンインストーラーの出来が悪くてきちんとアンインストール出来ない、という大いに譲った状況とはちょっと信じられなくなってきた。
Google Updaterがインストールされていたフォルダ内はきれいに空っぽになっている(少なくとも実行ファイルの類は全て無くなっている)。しかし実はそれとは別のフォルダ内にGoogleUpdaterService.exe等が残っている。Serviceの自動起動はこれを呼んでいるわけだし、そこからさ らに通常のプロセスとしてGoogle Updaterが呼ばれているわけなのだから、単にグラフィカルな(ウインドウやアイコンが目に見える)部分をアンインストールしただけでその他は意識的に残したままにしているのではないか、という疑惑が。
まあ、それでも最大限善意に解釈して、たまたま私の環境依存でうまくアンインストール出来ない状況が発生したという可能性は、まだある。だから決めつけるつもりはない。
また、実際のところこの疑惑を解明するために他の複数のWindowsマシンで検証して見るというような面倒なことをしたいとも思わない。
ただ、最大限譲っても「Google Updaterの出来は良くない」とは言えるだろうし、意識的に残したのではという疑惑の方を支持するなら少なくとも「Google Updaterのアンインストールという言葉はユーザーに対して正直ではない」とは言えるだろう。
意識的に残してあんなことやこんなことをこっそりしようとしているとまで煽るつもりはないんだが。
まあねオジサンは、明示的にこれこれをしますよと告げないで裏で何かをやるソフトがすごく嫌いなんだよ。