某社が某社をナニしたかと思ったら某大手のアレになったとかそういうニュースを見 ていると(べつにこのニュースに限ったことではなく)、ああもう勝手にやってろ、知ったこっちゃないよ、などと言いたくなる。もちろん当事者や関係者じゃ ないからそんなことを言えるという面もある。そしてむしろそのこと自体に対してというより、それを話題にしたり、あろうことか「どう思いますか」「これか らどうなるんでしょう」と問われたりすることに、そのように思ってしまうことが、とても多い。知らないよ、勝手に騒いでれば、と。
もうずいぶん前からだが、資本主義に則った競争が前提の市場経済というものに、あきあきしている(大きく出たな
死なないように食べて、死ぬまでは暮らしていければいいよな、べつに。それが負けなのか勝ちなのかなんてどうでもいいだろう、とか本気で思うことがよくある。
実は「日々最低限」では本当は生きていけないということは分かっている。たとえば病気になることもあるわけで、そうなると医療費を払えるだけの「日々最低 限」以上の余裕が無ければならいので、海岸で魚捕まえてればとりあえず死なないよね、では済まない。それは分かっている。
そうだとしても、だれもかれも白目をむいて「競争」し過ぎだろう、と思う。
そうやってなにかすごく大変なことに真剣に取り組んでいるつもりの視野狭窄に陥っているうちに、世界はかつてナチスが政権を掌握したときの状況に刻々と酷 似してきていたりするのだが、本当に誰も気付いていないのか、気付いていてもべつにそれを言い出したからって意味はないと思っているのか。
まあ、昔から学校じゃ歴史は単なる暗記科目で、しかも現代史はろくに教えないから本当に気付いていない人も沢山いるんだろうな。
義務教育ってのは、そういうことのためにも存在している制度のはずなんだが。
私が今でも書店員だったら、そのあたりの時代の歴史を扱った本を、ひっそりと、でも違和感を感ずる程度には目立たせて、並べてみたりするんだが。