あいかわらずTumblrで風景写真をクリップし続けているが、Flickrでざっとサムネイルを眺めていて「これは大きな画像を見てみよう」と思 うものがけっこう多くの場合イギリスで撮影されたものだ、ということに気付いた。Flickrでは撮影場所情報が表示されていることが多いので United Kingdomという文字と地図に、おっまただね、と気づくことが多い。
単純にイギリスで撮影されて投稿されているものが多い、ということもあり得るが、まあ根拠もないが、少なくともFlickrというサービス上でアメリカの写真がイギリスの写真よりも少ないともちょっと思えない。
また、イギリスよりは少ないけれど、フランス西北部つまりドーバー海峡を挟んでイギリスに対峙している辺りの写真を選ぶことも多いので、これはもうおそら く、単純に投稿されている写真の数のバランスではなく、なんらかの理由で私がそのへんの地域を選択している可能性が高いだろう。
色とか、空気感とか、そういうものの好みが、イギリスの風景にあるのかもしれない。
さてそこでさらに考えた。まてまて、カメラ種類によっても色合いというのは大きく左右されるのではないのか?
ということで、その情報が表示されている場合にはカメラも見ておくようにしていたが、それほど偏りがあるとも思われない。経済的な何らかの事情で、世界の ある地域では圧倒的にあるメーカーのカメラが普及しているということは、仮説としてはあり得る。あり得るけれど、今回のケースにはあまり関係がなかったよ うだ。違うメーカーのカメラで撮影されたものもちゃんと選んでいるから。
もっと言えばカメラの製造メーカーというより使われている特定メーカーのレンズが関係する、という話もあり得るとは思うけれど、正直私にはそこまでは分からないので、このあたりの追求はこれ以上は出来ない。
ということで、やっぱりその土地が本来持っている何かが私をひきつけているらしい、ということがどうやら分かった。
とはいうものの、じゃあイギリスに住みたいかと言われればそうでもない。なんとなく(なんとなくだが)憂鬱になりそうだ。
不思議なものだ。