けっこう、本気かな。
いまも興味を維持して待っている未来って、サグラダ・ファミリアの中央の塔がいつ実際に建つか、ということくらい。
初めてサグラダ・ファミリアのことを知ったのがいつなのかもう覚えていないけれど、アールヌーボーに興味をもてばすぐさまガウディのことを知ることになるから、多分ずいぶん前だろう。その頃は、自分が生きている間にサグラダ・ファミリアが完成することはないだろうと思っていた。
多くの西欧中世・近世の人々と同じように、建築中の教会堂を残して自分は人生を終わるのだろうと思っていた。
ところが数年前2026年頃までにはついに完成するのではないかというスケジュールが公表されるにおよんで、ひょっとしたら死ぬ前にサグラダ・ファミリアの完成を見届けることができる可能性があるのではないかとにわかに思い始めた。
https://www.youtube.com/watch?v=RcDmloG3tXU
それからは、公式サイトも見るし(➡️La Sagrada Familia)、Twitter(➡️La Sagrada Família(@sagradafamilia))もInstagram(➡️basilicasagradafamilia)もフォローするし、あげくにサグラダ・ファミリアの移り行く様子を見守る手段のひとつとして、世界中の人々がFlickerにあげたサグラダファミリアの写真を確認し続けるということまでやり始めた(おかげで、中央塔工事のためのクレーンが立った時もいち早く気づいた)。
2006年地下に鉄道のトンネルが通ることになった時の自治体との交渉の過程で、行政手続上は1882年の建築開始以来正式な届け出が出されていない違法建築だったことが発覚するなどなかなかワイルドな建築物だが、2010年(つい最近だ)教皇に聖別されバシリカに格上げされた。
➡️サグラダ・ファミリア内部のストリートビューがある。
そんなわけで、もうしばらく生きていたい。