今年はあまりに暑い日々が続き日差しもきついので、妻が買ってくれた晴雨兼用の折りたたみ傘を、日傘としてさして歩くことにした。
日傘は、いい。
「木陰を連れて歩くみたいなもの」と妻が言ったが、そのとおり。
さて、日傘をさして歩くようになってから初めてはっきりと分かったことが、ふたつあった。
●湿気の問題さえなければ、長袖などで日差しそのものを遮ってしまったほうが涼しい
頭や肩までが直射日光から守られてみると、日光にさらされている腕などがやたらと熱いことがすぐわかる。
結局砂漠地方の人の服装は理にかなっているということだったわけだ。
日本では湿気がありすぎるので、ああいう服装をしたら倒れそうだけれど。
驚異的に通気性の高い科学素材なんかを科学技術で開発してくれて、夏は皆さん長袖長ズボンで自衛しましょうみたいなふうになればいいのに、と思ったりした。
●アスファルトから上がってくる熱気がひどい
頭上からの直射から守られてみると、アスファルトの路面からやたらと熱気が上がってきていることに、初めてはっきりと気づいた。
これはかなりひどい。日傘をさす以前は、どんな熱気がどこから来ているかはっきり区別して意識したことはあまりなかったので、ちょっとこれは驚いた。
そういえば子供やペットは路面に近いから気をつけましょうというような話がどこかで出ていたなぁ、とあらためて納得した。
相変わらずいろいろ大変なままだが、十二指腸潰瘍の薬を真面目に飲んで少し消化器系が良くなり、以前よりは食べられるようになった。
そこで、今はとても倒れたりしている暇はないと意識的に食べるようにしていたら、あきらかにちょっと太った。
普通の人間は食べればそれなりに太るものだということを学んだ(いや、そこまで大げさな話ではない。自分をどういう生き物だと思っているのか)。