記憶が無い夢

投稿者: | 2012年1月21日

つい先日、あまり楽しくない夢を見た。

内容そのものはわりに単純なもので、何をやっていても何故自分がそれをしているのか覚えていないという夢だった。
たとえば街中でTさんと待ち合わせて、「どうも」とかニコニコしながら挨拶はしているんだけれど、同時に「スケジュールに入っていたんでとにかく来たんですけど、実は何故合うことになっていたのか全然覚えていないんですよ」などと、やっぱりニコニコしながら告白したりしている。

笑って済ませる夢という感じだけれど、昔し三週間ぐらい休日なしに働き続けたらあとでその間の記憶がほとんど残っていないことに気づいて怖かったという経験を実際にしているので、あんまり笑えない。
仕事で実際にやっていた内容も多少忘れているけれど、それよりも、その時期にしていた事務的なことや他人への伝達や連絡といったことを、本当に覚えていない。やり終えた証拠がメールや書類に歴然と残っているのに、自分でそれを確かにやったという記憶が全くない。
それどころか、そんな働き方をしていれば当然妻の人が心配してなにか声をかけてくれたりしているだろうと思ったりするが、その間家庭でなにがあったか記憶自体が全くない。
これは、とても怖かった。

もともと記憶力が悪い。
悪いというより、どんどん忘れることで自分の精神的な負担を軽減しようと常にしているんだろうと、以前から推測している。
そんな事まで忘れたらダメだろうとか、数分前のあのことをもう本当に忘れたの? とか、自分でもびっくりすることが本当に多くて、やや病的なくらいその傾向が強いなということは自分でも分かっている。だから日常的には常にメモを残すとか、どうでもよさそうなことまでリマインダをしかけるとか、物理的に関係するもの(書類だのなんだの)をじゃまになるくらい目につくところに置いておくとか、そういうことをして、なんというか、今の自分が未来の自分を補っている。

忘れることで自分が壊れるのを防ごう(なのかな)衝動が、あの休みなしで働き続けた時にはきっと最高度に発揮されちゃったんだと思う。普段は「すっかり忘れていたけれど、言われたらああそうだ思い出しました」ということの方が多い。言われても思い出せない場合もたまにあるのが困りものだけれど、大抵は言われたら思い出せる。
あの時は、言われてもなにも思い出せないことの方が圧倒的に多かった。大部分が、物的証拠が目に前にあっても、思い出せなかった。忘れようとしたというより、そもそも記憶しようとすらしなかったんじゃないかと思うほどだ。

あちこちで私は自分を「なまけものです」と言うけれど(Facebookの自己紹介にも「時々頑張りますが、基本的に怠け者です。」と書いている)、これは言い訳や韜晦ではなく、本当にそうなんだろうなと思っているから。
だって頑張ると全部忘れるんだから、どうにもならない(苦笑)。
 

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