ブラウザの未来は水の生き物系ですか

投稿者: | 2005年12月22日

最近こんなネタばっかりですいません(←誰に謝ってる?
Orca Browserがけっこう出来がいいなぁ…と感じたのがきっかけだったんですよ。
本家は軽量 IE コンポーネントのタブブラウザとしてわりと歴史もあるAvant Browserで、 レンダリングエンジンに Gecko を使用したものが Orca Browser。海外での評判は調べたことがないけれど少なくとも日本では Avant Browser そのものは「可もなく不可もなく」といった感じで並み居る IE コンポーネントのタブブラウザの中で今ひとつ特徴を打ち出しきれない微妙な存在という印象があるけれど、Avant Browser が持っている機能のほとんどがあらかじめ組み込まれている Gecko ブラウザとなるとちょっと話が違う。
Firefox は話題になっているけれど、なんか私「拡張」とか「about:config すれ」とか言われても分かんないし、難しそうでイヤです、というような人々にはかなりアピールできるんじゃないかと思う。
しかも軽いんだな、これが。
Avant Browser 開発チーム案外開発力あったということで、感心感心。

そんなことをつらつら思いつつ Orca Browser をいじくっている時にふと気付いたわけですよ。そういえば Mac OS X ではシイラってえのがある(まだ試してないけど)。
Safari と同じ Web Kit をレンダリングエンジンとして用い、Cocoa で組まれ、Safari より使いやすいブラウザを目指すというプロジェクト。これも水の生き物。

そして、オールインワンの Mozilla スイートの後継プロジェクトがSeaMonkey なわけです。
SeaMonkey は何かと話題の学研『大人の科学』の飼育セットにも付いたことがあるらしいですが、要するにプランクトンですな。
そんなわけで、なんというか「けっこう頑張っているブラウザのプロジェクトは水の生き物系を使っている気がする」という話。
まあそれだけなんだけど、今後「自分も頑張って新しいブラウザを開発中なんだよ」という時にはそういう系の名前を付けてみるとひそかにアピールできるかも しれないし、マイナーな生き物を選びすぎて誰にも分かってもらえないかもしれないし、メジャーすぎる生き物を選んだらかえってバカにされるかもしれないと か、思えばいろいろ難しい。

カテゴリー: soft