サイトは日々劣化する

投稿者: | 2006年3月10日

1月は9本、2月は5本しか記事を書いていない。
ろくに記事も書けていないのに、そろそろリニューアルしたいと思ったりする今日この頃。
インターネット上のサイトは、日々変化する(変化、すべきだ)というような風に言われることが多いけれど、そもそもの作りがいいかげんだと日々劣化するとも言えそう。とくに私のサイト程度の出来だと日々劣化していく度合いが激しい。
何をもって劣化と言うのか自分でもはっきりと把握できていないけれど、本当によいものは100年たってもよさがますます感じられるようになり、よくないものは時とともにどんどん欠点があらわになっていく、というような感じかな。

Internet Archive に ikimono.org が幾つか残っていたので掘り出してみた。 

2003年2月頃の INC.
このころのデザインはとてもほめられたものじゃなかった。
あちこちにデザインのためだけに使っている table も残っていた(たとえばヘッダ部分が table)。

2003年12月頃の INC.
実はこのころのデザインは、そう嫌いじゃない。2004年頃も基本的には引き続きこのデザインだった。
ただし、このデザインは MoMA.org(ニューヨーク現代美術館のサイト)のひどい劣化コピー。MoMA.org | Exhibitions | Current Exhibitionsのページとかを見るとなんとなくそれが分かると思う。パクリと言うもおこがましいひどい劣化ぶりだけれど。

2005年3月頃の INC.
飽きたのでシンプルにしようとしたわけだけれど、今見るといささか弱々しい。
この頃に以前よりも大幅に CSS レイアウトも導入。サイト制作の実験場という性格が持ち込まれ始めたのもこの頃
現在の INC.
PHP などでメニューをひとつのファイルで済ませられるようにしたり、以前よりさらに CSS レイアウトを徹底して、見かけ上の表示位置と HTML 上の位置が大幅に異なるような書き方をするようにもなった。
有名ブログツールの幾つかの初期設定デザインからあきらかに影響を受けており、「はやりのデザインだよね」と侮蔑的に言われてもある意味仕方がない程度の出来。
というわけで、振り返ってみるとオリジナルなデザインで、かつ「少なくとも自分自身は満足だ」と言えるような時期がほとんどないというなさけない状況だったりする。