思わず床屋へ行った

投稿者: | 2008年1月5日

そういえば昨日、ここでだけ有名なあの床屋へうっかり行ってしまった。
当たり前だが昨日はまだ正月も4日。いわゆる地元商店街的なご商売の方々は最低でも5日までは店は開けないはずで、当然ながら床屋へ行くつもりは全くなかった。
ところが偶然通りかかかると店を開けていたので、ついフラフラと吸い込まれ「今年初めての客だ。おめでとう」とか言われている自分がいた。

年始めの最初の客が私だったという、なんというか運命的なナニに興奮したのか、おやじさんはいきなりヘアカットの専門雑誌を複数引っ張り出してきて、私の 髪の刈りかたのどういうところを工夫しているのかということを説明し始めた。あきらかに一人で数メートル先を走っており、私がめがねがないとろくにものが 見えないということも忘れている。やおら私が、いったんはずして置いためがねを取り上げ直して雑誌を覗き込むと、ちょっとばつが悪そうに一瞬口が止まった が。。。でも、最初からページをめくり直して、もう一度全部、語ってくれた。
ふむそうかね。よく分からないが、どうもありがとう。
それにしても「こういうのは、悪くないんだけれど×××の部分はお客さんには合わないと思うんだが」云々と指さすカットモデルが明らかに20代だと思わないか、おやじ。
「今は×××は切らないで、セットだけであれするのが」云々と最近の流行にも無知ではないことを示すのも、探求心・好奇心をいつまでも失わない素晴らしいところだが、その時指し示している写真はいわゆるジャニーズ系的な髪型だということが私にも分かるのだが、その辺はどう思っているのだ、おやじ。
さらに「うーむ、似合う人には似合うんだろうが、それより実際にああいうふうに髪を垂らしていると鬱陶しくないもんかねぇ」と、やや何か返事しておかなくては的な感じで私が返すと「うん。今お客さんいいこと言った!」という断言でその話(ジャニーズ系的髪型の話)がばっさり切り捨てられてお仕舞いになったのにも、ちょっとびっくりしたんだがね。

たぶん、この年末年始で一番楽しかった。