顔出し

本を出したり、業界紙に顔写真入りで載ったりしているくせに、あまり知られたくないという気持ちがずっとあったので、これまで自分のサイトではいわゆる「顔出し」をしないできました。顔写真風のものは載せていても加工しまくってよく分からないようにしていました。
でも、Youtubeに上がっている2008年東京国際ブックフェアでのミニ講演のビデオが検索に簡単にかかりまくるのを見て、ある意味、あきらめました。
営業のヒントのコーナーのトップにビデオへのリンクを入れておきましたので、顔写真どころか、動いてしゃべっている私をどうぞ自由にご覧あれ。

なぜ「あまり知られたくない」という気持ちがあったのかというと、街の書店などに入って行ったときに書店員さんに身構えられたくないなぁ、というよ うなことです。自分はどれだけ有名になっていると思っているのか勘違いも甚だしいというもんだと思いはするんですが、それでも「ただの人」じゃなくなって しまいたくない、という気持ちはずっと強かったわけです。
そしてなぜYoutubeのビデオが検索にかかることで「あきらめた」かというのも、自分ではちょっと面白いと思った。つまり、印刷物にはインターネット ほどの広報性が無い(印刷物だけならまだ匿名性がかろうじて保てる）と、無意識にせよ、ずっと思っていたということになるから。なるほど。

そんなわけで今後は、街で、本屋で、業界の集まりで、私を見かけたらどうぞ自由に話しかけてください。一見するとむっつり不機嫌そうに見えたりすることも多いようですが、気難しい性格ではありません、ご心配なく。
でも、発言や本の内容が気にくわないからといっていきなり殴りかかったりしないようにしてください。話せばきっと分かりあえます(多分)。