ギボンの『ローマ帝国衰亡史』を読み返す

投稿者: | 2018年2月11日

早朝5時頃に目が覚めてしまったので、一旦起きる。
ちょっとした雑用をし、軽い筋肉トレーニングをして、シャワーを浴びる。
軽くシリアルだけの朝食を取り、結局もう一度ベッドにもぐって少し眠り直す。

ギボンの『ローマ帝国衰亡史』(ちくま学芸文庫版)の電子書籍版が無いか調べてみるが、ない。
残念。
大部で持ち歩くのは辛いが時々無性に読み返したくなるものほど電子化して欲しいと、個人的には勝手に思うが、まあ現実的には難しいだろうなぁというのも分からないではない。
結局完訳はこの版以降出ていない、という事実からしても、残念ながらあまり読む人もいないのかなぁ、と思う。
ちょっとさびしいが。

『中世の秋』が大好きなことからも分かるだろうけれど、ギボンの本も歴史学の成果として受け取っていない。すぐれた読み物。
そもそも歴史が厳密に中立だったり、どの時代から見ても「真実」だったりするものだけで記述できるわけもなく、過去が野蛮で現在が進歩的でもないし、それぞれの時代になんらかの歴史的記述を試みた人が自分が生きた時代や土地の影響から逃れることもあり得ない。