顧客は小さな専門家

どのような業種でもおそらくそうだが、書店にとって人材は何物にもかえがたい宝である。特定の才能を持った個人を大切にし、それら個人同士がよいチームワークを保てるように常に努力することが企業の務めである。・・・という発言に対し… 続きを読む »

チーム力維持のための「余裕」について

余裕という言葉は近年の日本ではだんだんと悪い意味合いで使われることが多くなってきている。少なくともビジネスの現場では「おや、余裕だね」と非難や揶揄のニュアンスで使われることが圧倒的に多い。余裕があるということは、悪いこと… 続きを読む »

なぜ残業をするのか

残業を非常にたくさんする同僚がいる。早朝から(時には始発電車でやってきて)働き始めることもあるし、正規の営業時間が終わったあと終電まで働くこともある。しかも、しばしばであり、かつ無償である。どんな企業でも忙しい時期は同じ… 続きを読む »

増刊:「頭が悪い」という言葉について

これまでのこの「書店業界のあれこれ」で(実際にはそれ以外の部分でも)私はしばしば「頭が悪い」という言葉を使っていますが、誤解を招く可能性もあるので、一応私のつもりではこういう意味である、ということを書いておきます。簡単に… 続きを読む »

人材が確保できない

書店人はしばしば商売というものの基本を理解できない・あるいは誤解してしまうほど頭が悪い、というお話を前回はしました。この問題は、私がわざわざ言う までもなく、根本の部分ではもちろん委託配本制や再販価格維持制度などにも深く… 続きを読む »

書店人はどうしてまともな仕事が出来ないのか

なんだかんだと言っても、結局書店人がまともな仕事をしていないという面は否定できまい、と思っていらっしゃる版元さん・取次さんもおられることと思う。あっさりと言うけれど、その通りである。今の書店人はまともな仕事をしていない。… 続きを読む »

読者

最近に限ったことではないが、出版業界の議論は読者不在のまま進行していることが多く、まことに頭の悪いことだと思う。書籍も商品である以上、それでいかにして儲けるかという判断があってしかるべきだが、そもそも儲けさせてくれている… 続きを読む »